暑い季節に、涼やかな一番の着心地は「麻」の着物

微塵縞の「能登上布」です


麻の着物とすると、とても珍しい・・きれいな抹茶色の地色



下の、アップのお写真をご覧下さると、細い赤の糸が織り込まれています


補色同士である「赤」と「緑」を組み合わせる事で

目立ちすぎる事無く、おたがいの色を引き立て合って

落ち着いた雰囲気と、華やかさとが、ともに備わったお着物となります




 

シンプルな織り上がりは、帯次第のお洒落がお楽しみを頂けます

　　「染帯」　「八寸帯」　　「越後上布」や「宮古上布」の麻の帯

　　　　「しな布」や「葛布」「芭蕉布」などの「自然布」の帯


お取り合わせによって、お着物姿の雰囲気は如何様にも変わります


 

左の帯は、「琉球　首里花織り」の名古屋帯

　　効き色として、着物の地色と同色の糸がおりこまれて、品の良いお着物姿となります


　　透け感がつよすぎず、盛夏～単衣までお広くお締め頂ける帯となります



右の帯は、「すくい織りの　八寸帯」

　　流れる風の様に透かせて織られた地に、夏らしいホタルが、フワリと織り込まれています


　　芯も入らず、軽く涼やかなお仕立上がり

　　　麻の着物＋麻の襦袢　と組み合わせて、夏の一番の涼やかな着こなしです


 

趣き豊かな自然布の帯

「楮布」の八寸帯です


お手に取って下さると、とてもとても、軽い風合い

涼感豊かに、サラリとした夏の着物姿が、お楽しみ頂ける事と思います


帯締め、帯留めのワンポイント・・・　お取り合わせでも、お遊び下さい


 

涼やかな透け感の、生地の具合もお分かり頂けますでしょうか


白や、薄色のお襦袢が淡く映り・・

涼感たっぷりの夏衣姿を、どうぞお楽しみ下さい


張りのある風合いは、毎夏お召しになるほどに、しなやかになってまいります


２０余年着こんで、とても柔らかくなっている、私自身の能登上布もお店においてあります

お手に取ってみて、その着やすくなった風合いを、お確かめ下さいませ