「波打ち際のボトルシップ」

すくい織りの、夏の八寸帯です


遊び心や、夏の季節の趣きもいっぱいながら

丁寧な織りの技法からは、しっかりとした存在感も

帯姿に浮かんでまいります


 

絵で描いた様な、ボトルに入った船の模様も

精緻な織りの技法での表現です


立体感のある織り具合は、油絵の絵の様にも映ります


芯の入らない仕立てですので

透ける様におられた砂浜や海は

涼感豊かな表情を見せてくれます


 

織りの着物にも、染めの着物にも、

帯を主役の夏衣姿を　　盛夏にも、お単衣にも・・


折々のお出かけに、お楽しみ下さいませ


 

お太鼓の部分は、砂浜をイメージするベージュをメインに

お太鼓の裏に当たる部分は、海をイメージのブルーに・・


帯芯が入らず、それぞれが重なる事で

より趣きの有る景色が、お太鼓に浮かびます

 

お太鼓には

　浜辺から、海、そして空へ・・と

続く夏の景色が織り出されています


垂れ先は、表も裏地も透けた織り上がりが重なり

垂れ先まで涼感いっぱいの帯姿となります

 

海から空へ・・

微妙なグラデーションで表現される

夏の景色を、お楽しみ下さい


 

前柄には、浜辺に散らばる貝殻を

彩とりどりに配してあります


貝殻は、凹凸のある織り上がりで

実際の貝の様な立体感であるのが

ご覧を頂ける事と思います


 

前帯には、２つに折ることで

反対側の模様が、淡く透けて映ってもまいります


より趣きの有る楽しい前帯姿を

帯〆や帯留めのお取り合わせと併せて

お出かけをお楽しみ下さい


 

前帯も、お太鼓と同様に涼やかな織り上がりであるのを

ご覧下さいませ


帯の映りにも、締め心地にも、

涼感豊かな帯姿をどうぞ