夏の着物ならではの季節感たっぷりの趣きと
涼やかな遊び心を・・
そんな想いで誂えました「ラムネ」の夏の八寸帯です。

" すくい織り " という絵画のように柄を織り出す技法。

まるで描いた画のように精緻に織り出されて夏の着姿をかざってくれます。

お太鼓にはすっきりとしたブルーの瓶に氷の入ったグラス。

風が流れる様に透かせて織られたお太鼓の地場は、
涼感たっぷりに夏の着姿をお楽しみ頂けることと思います。

織りの着物にも・・
染めの着物にも・・
麻の着物にも・・
お着物を選ばずに、お楽しみ下さい。

通常の織物のように横一段ずつ糸が織り上がるのではなく
画を描くように色糸が遊び混じりながら
表された様子は、アップの写真でご覧下さい。

グラスの氷のひとかけらや途中まで注がれたラムネ、
机の木目の微妙な色合いなど・・

丁寧な手技はお召しになる時にこそ映えてまいります。

ラムネの瓶の光沢も本物のガラスのように・・

色の表現だけではなく立体的な質感も
アップの写真でご覧を頂くと
良くお分かり頂ける事と思います。

前帯の柄には・・
ラムネの瓶の中のビー玉を・・

左右のどちらを出すかでちょっとアレンジがお楽しみ頂けます。

ガラス玉の一つ一つも質感たっぷりに・・

前帯も精緻な柄の織り出し
涼感あふれる透かし部分
しっかりとした地の部分・・と

お締めになって見るとそれぞれに引き立てあうのは
玉川屋で、鏡の前で実際にお取り合わせになってお確かめ下さい。

帯を織ってもらう時に紙に描いた下絵です

こんな風に画の雰囲気の通りに織り上がるかと
相談しながら仕事を進めてまいりますが
想いの通りの洒落た涼味の楽しい帯に織り上がりました。

単衣と、夏のシーズンのお出かけを
どうぞお楽しみ下さいませ！