秋から初冬へ・・季節を楽しむ「銀杏」の染帯です

風に揺れる、流れるような枝と葉の構図、

お締め下さると、季節の情景がしぜんと浮かんでまいります

 

お締めになると、お太鼓のいっぱいに広がる柄裄き

上下に少し柄が切れることで
　
キャンバスとしてのお太鼓の外にまで広がる景色が、しぜんと連想されてくるのです

 

最近は、１２月にはいってもまだなお

落ちずに残る銀杏の葉も多くあります。

お広いシーズンお召しになれる季節の帯としてお締め下さい

 

染めの小紋でも、紬やお召しの織りの着物でも

また、濃い地色にも、薄色のお着物にも・・　お着物の地色も

お取り合わせを選ばずにお召し頂けます。

 

生地は、しっとりと重めの塩瀬の生地

薄香色の品の良い地色です

一片、ひとひらの葉にも、微妙な濃淡の友禅の挿し色・・

シンプルながらも豊かな情景は、お着物ならではのお洒落感です

 

色合いもシンプルながら

前柄には、広がり方の異なる、２パターンの柄付けです

その日の気分で、お楽しみ下さい

 

二本の枝が重なり、ボリューム感のある葉の前帯

色合いには統一感を持たせて控えめながらも

華やかさのある着姿となります。

帯締めで添えるひと色でお楽しみください

 

徐々に彩づく秋を、着物姿にてお楽しみ下さい

季節のお出かけが、いっそう楽しみになることと思います

 

すこしシンプルな柄付けの前帯

そのぶん、一片ずつの葉の動きがよく表されております

歩くことで、枝がたわみ、揺れる銀杏の葉・・・

そんな着姿をお楽しみ下さい
 

季節の趣きは、日本の着物ならではのお楽しみ

折々のシーズンのお出かけに、玉川屋の着物や帯がお役に立てば、幸いに存じます


染め上がりのお品から、お好みに合わせてのお誂えまで、

何でもお気軽にご相談くださいませ